使役動詞 ”~Don’t let me ~”
映画「スウィート17モンスター」

高校英語
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自己中心的なのにどこか憎めない17歳の少女ネイディーンを、14歳にしてアカデミー助演女優賞にノミネートされたヘイリー・スタインフェルドが熱演する映画、

「スウィート17モンスター」

自意識過剰で自己中心的なネイディーンは「みんなは幸せそうに生きてるのに、自分は本当にサイテーで気持ち悪い、私はこんな自分と一生付き合っていかなきゃならないの?」と親友にぶちまけます。

青春時代特有の感覚に悩まされるネイディーンがそのあと使った使役動詞は・・・

 

□■2016年アメリカ映画「スウィート17モンスター」■□

 

イケメンで人気者の兄とは対照的で,自分はイケてないと嘆く17歳ネイディーン。 人生の支えだった親友がある日突然兄と恋に落ちた?その大事件をきっかけに,ネイディーンは今までの自分からの脱皮をせまられる…。

こじらせたまま大人になった
全ての人に捧ぐー
愛すべき21世紀の青春映画の傑作誕生!

出典:映画「スウィート17モンスター」公式サイト

使役動詞の後ろにどんどん並べてみよう

make, have, let は使役動詞といわれ「〇〇に△△させる」「〇〇に△△してもらう」などの意味を持ちます。

「主語(S)+使役動詞(V)+目的語(O)+・・」この後ろには

動詞の原形、現在分詞、過去分詞(すべて補語(C)となる)などが並びいろいろな意味を作り出しています。

使役動詞を使った「SVOC」の文で注目するのは、目的語と後ろの補語(動詞の原形、分詞など)との関係です。

目的語が補語に来る動作を「する」のか「される」かで補語(C)に来るべき形が決まります。

能動関係なら➡原形、もしくは現在分詞

受動関係なら➡過去分詞

になります。

 

make (無理に~させる、・・を~された状態にする)

makeの後ろは‘動詞の原形‘もしくは‘過去分詞‘

makeは強い強制力を持って「~をさせる」というニュアンスです。

例文

「make + O +原形」

① My mother made me wait in the car for 30 minutes.

(母は私を車で30分待たせた。)

[主語S(my mother),  動詞V(made) ,  目的語O(me) ,補語  C(wait)]

★目的語O(わたし:me)と補語C(待つ:wait)は「私」=「待つ」なので能動関係➡原形

 

「make + O +過去分詞」

② Can you make yourself understood in English?

(英語で自分自身を理解させることができますか?)

[主語S(you), 動詞V(make) , 目的語O(yourself) ,補語 C(understood)]

★目的語O(あなた自身:yourself)と補語C(理解する:原形understand)は「あなた自身」=「理解される」なので受動の関係➡過去分詞(understood)になっている。

 

have (~してもらう=利益、~される=被害),

haveの後ろは‘動詞の原形‘ ‘現在分詞’ ‘過去分詞’

haveを使うときのニュアンスは、「当然のようにそういう状態をhave した」という感じ。強い強制力はなく、そのような状態を持っただけ。

「have + O +原形」

① I’ll have him call you tomorrow.

(明日彼に電話してもらいます。)

 ★O(him)とC(call)の関係⇒「彼」=「電話する」能動関係 ➡原形

 

「have + O +現在分詞」

② She had me waiting in the rain for 30 minutes.

(彼女は私を雨の中30分も待たせたままにした。)
  ★O(me)とC(wait)の関係⇒「私」=「待つ」能動関係 ➡現在分詞

現在分詞にすると進行中のニュアンスが加わります。つまり「ずっと待たせ続けた」という意味が伝わります。

 

「have + O +過去分詞」

③ I had my hair cut.

(私は髪を切ってもらった。)⇒髪が切られる(切ってもらう)
     ★O(my hair)とC(cut) の関係⇒「私の髪」=「切られる」受動関係 ➡過去分詞   ※この時のcutは過去形ではなく過去分詞です。

    I cut my hair. 

とすると「自分で髪を切った」という意味になるので注意しましょう。

 

④ She had my purse stolen.

(彼女は財布を盗まれた。)
       ★O(my purse)とC(steal/盗む)の関係⇒「私の財布」=「盗まれる」受動関係➡ 過去分詞

 

get (…に~させる、~してもらう)  toと組み合わせると使役の意味

getの後ろは‘to不定詞‘ ‘現在分詞’ ‘過去分詞’

get を使うと相手に説得して何かをしてもらうというニュアンスになる。

 

例文

「get + O +to不定詞」

① I got him to repair my bicycle.

(私は彼に自転車を修理してもらった。)

 

「get + O +現在分詞」

② He got the PC working all day.

(彼はそのパソコンを一日中動かした)

  ★O(the PC)とC(work)の関係⇒「パソコン」=「動く」能動関係 ➡現在分詞

現在分詞にすると進行中のニュアンスが加わります。つまり「ずっとうごかし続けた」という意味が伝わります。

 

「get + O +過去分詞」

③ I need to get my phone repaired immediately.

(私は直ちに携帯を修理してもらう必要がある。)

   ★O(my phone)とC(repair/修理する)の関係⇒「私の携帯」=「修理される」受動関係➡ 過去分詞

 

 

let+O+動詞の原形  Oがするのを許可する

letの後ろは‘動詞の原形‘

letはもともと「許す」、誰かが何かをするのを許可したり、妨げないという感じ。

例文

「let+ O +原形」

① I will not let my son go out with his friends.

(息子を友達と外出させない。)

★目的語O(my son)と補語C(go)は能動関係になる。

 

Let me try it again.

(もう一回やらせて)

 

③ I guess you should let it go.

(放っておいた方がいいと思うよ。)

let it go の it は具体的な「それ」ではなく、漠然とした状況、感情、思考、意識などをさしています。直訳は「それを行かせろ=あきらめろ、手放せ」

 

~まとめ~
使役動詞+目的語O+(C後ろに来るもの) 
① make・・・・動詞の原形・過去分詞
② have・・・・ 動詞の原形・現在分詞・過去分詞
③ get・・・・・to不定詞, 現在分詞, 過去分詞
④ let・・・・・動詞の原形、分詞をとらない

 

17歳の少女ネイディーンが親友に頼んだこと

親友を家に呼んで騒ぎ過ぎ、気分が悪くなったネイディーン。背中をさすってもらいながら、「自分の顔が嫌い!自分の留守電の声もきもい!ガムをかむ顔も嫌い!」とぶちまけた後、こう言います。

出典:netflix © MMXVI STX Productions, LLC. All Rights Reserved.

Don’t ever let me chew gum, okay?  Don’t let me chew gum.

絶対にガムをかむのをやめさせて、いい? 絶対にやめさせて。

Don’t ever let me chew gum.

使役動詞 let +動詞の原形 chew(噛む)

私にガムを噛ませないで と頼んでいるのです。

 

自己愛と自己否定に揺れる17歳。

誰もが青春時代に経験した痛みや居心地の悪さに悩みもがくネイディーン。

親友・家族・先生を巻き込みながら彼女の人生はどう続いていくのでしょうか。

21世紀を代表する愛おしい青春こじらせ映画をぜひ御覧くださいね。

 


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